カメラや電源の暗い話ばかりしていても仕方ないので、こちらも出しておこう。
実は2019/1/13に館山にいった帰り、久しぶりに上総の灯籠坂大師の切通し隧道にいったんだけど、なんかネットのスポット記事で取り上げられちゃったらしくて、ひどい混雑で。しかも待っている間にもさらにバイク集団来た。
さすがに撤退。
そこで1/19には、久しぶりの四町作第一隧道を皮切りに四発ほど行ってみた。
四町作第一隧道
前回は通過しただけでしたから、まともな来訪は9年と9ケ月ぶりってところでしょう。
僕のツーリング再起動を担った隧道でもあります。
東日本大震災のあとに整備されたようで、きれいになってますね。
大きさがわからないですね。こちらがいいかな?
西暦1902年、明治35年の竣工。
さらにいうと、この道は今も国道410号なので、116年以上過ぎた今も当時とほとんど改装なしで現役の国道トンネルってことに。
現役国道トンネルで改造なしとなると、もしかして日本最古にあたるのではないかと推測しています。
月崎トンネル→失敗しました。
調査不足でたどり着けず、ただの林道ツアーに。
また再挑戦します。
素掘り二段トンネル
ここは『山いが』の記事を以前拝見したけど行った事がありませんでした。
なんじゃこりゃって形ですが、反対側から見るともっと面白いですよ。
ほら。
これはすごい。空が見えてる。
しかしもっと素晴らしいのは、ここが養老渓谷という、れっきとした景勝地の入り口であることだ。
いろいろとすごい。
こうなった理由は以下の記事によると……。
www.sankei.com
>> “2階建て”になった理由は、こうだ。かつては普通のトンネルで、西側の出口は“上”が使われていた。昭和45年、接続する道路への利便性をよくするため、トンネルの途中から道路はさらに深く掘削され、“下”の出口が新たに完成。“上”は、埋め戻されなかったため、2つの出口ができた。
二本の隧道の合体なんですな。
ちなみに上のサイトには以下の記述もある。
>>1本のトンネルなのに別々の名前が東西の入り口に記されている。同町によると、東側から92メートルが「向(むかい)山(やま)トンネル」、西側から23メートルが「共栄トンネル」だという。「詳しくは分からないが、もともと存在した古いトンネルのためではないか」と話す。
なるほどなぁ。
これはたしかに珍しい姿だわ。
残念ながら竣工などはよくわからず。
ただし合体が行われたのは戦後の昭和45年ではないかと思われる。
これは『山いが』などのサイト情報でもそうなのだが、上の隧道に防空壕があり、地元の古老の話ではそれに実際に避難していたそうだからだ。
小山隧道(茂原)
最後が、茂原の小山隧道だ。
この隧道、写真だけ見せて、ただの農家の脇にあるといっても千葉を知らない人には信じてもらえないだろう。
これが千葉の隧道の凄さである。
実際、ほんの農家のすぐそこなのに、古い舗装の道は落ち葉だらけで路盤もほとんど見えないわ、なんかすごい状態だった。
竣工などは残念ながら不明。
だいいちこのあたりには、よくわからない隧道も含めて350ほどあり、公式データすらないものもあるというのだから驚かされる。
さすが千葉というしかない。