まぁツーリング荷物といっても、実態は普段走るものと何も変わらない。
追加になるものがあるとすれば、以下くらいだろう。
- 地図
- 替えの衣類(下着と靴下1セットはとりあえず持つべきだ)
スマホがあるのに地図どうしてって人がいそうだけど、スマホは圏外になったり電池が消耗すると頼れなくなります。コンパクトなツーリングマップでいいので保険に持っとくのがいいです。
ほら、寄生虫(よりうむし)描くところのキャプテン・ジークも昔いってたでしょう?いざという時にエネルギーがないと使えないものは役に立たないって。
替えの下着は汚れたから替えるのでなく、濡れた時用ですな。現地調達で押し切ってもいいけど、野営するハメになった時、靴下がびしょ濡れだと人間、本当に寝られないもんですよ。全身びしょ濡れでもいいから足首から先だけは何とかしないと。
次に野営道具か。最低ランクだと以下だと思う。
なお、テントなしって手もあるけど、あれは特殊な例なのでおススメしません。
- テント(フライシートと本体が二重になってる自立型)
とりあえずペグうちしなくとも自立できるのがいい。なぜなら、フェリーターミナルで夜明かしみたいな状況や、指定の板の上にテント張る状況で助かるからです。
逆にいうと、土や芝生の上でしか張らないのなら、自立型にこだわる必要はないです。
ここは好みもあるので、試行錯誤して好みのテントを見つけるのがおススメです……でも最初のテントがだいたい原点になっちゃうんですけども。
フライシートが足元まで全部覆うやつが望ましいです。最低でも本体がバスタブ構造になっていて、フライとあわせてカバーできるものを。
これは、風雨に一度さらされてみたらわかります。
雪山テントレベルにしなくてもいいけど、暑さより寒さを考えるべき。
テントとフライが二重じゃないのは、結露で大変なことになるので外に貼るべきではない。タープの下に設営するものだとかんがえてください。
なお、床の長さイコール広さでないのに留意すべき。
自分が170cmだからって200cmのテントを買うと、頭や足がテントの端について、結露した水で濡れる事になります。テントの端っていうのはドームや三角などがほとんどなので、狭く斜めになっているところを考えなくちゃいかんのです。
なお、いいものを買ってずーっと大切に使うのもいいけど、ある程度信用できるメーカーのやつを数年で買い換えるのもおススメです。頻度が高いとテント生地もくたびれるけど、一番いやなトラブルはなんといっても、宿泊しようとした現地でテントの骨が折れる事ですから。
あれは前兆がわかりづらい。お恥ずかしい話、僕は全くわかりませんでした。
なお、どんなテントかよくわからない場合、最初は荷物とメット、ブーツが中に入れられることを前提に。2~3人用?
それで大きいと思ったら、セカンドテントとしてもっと小さいのをゲットすればいい。逆もしかり。
ツーリングには広い全室がいいっていうけど、これは絶対じゃないです。
たとえば僕は確かにほしいけど、煮炊きしなけりゃいらないんですよね。
え、汚いブーツを前室に置く?
いやぁ、動物にブーツ持って行かれたり、中にイナゴがわしゃわしゃ入っていた人としてはその選択肢はちょっと。
- マット
色々あれば順当に便利なんだけど、寝袋の下に敷くやつが必須。長さは寝袋の長さより20cm以上長いのをゲットして、あとで考える。
買っちゃいけないのは、身長より長いからといって180cm未満のやつを買うこと。あと、半身用とかいって短いのを売ってるのも、あれはパンピー向けではないので買ってはいけないです。全身もれなくマットの上でおやすみになれることが基本です。
基準は「寝袋の長さ+手を出して何かできる2~30cm」と考えてください。テントの長さが短すぎるモデルの場合、結露した水がテントにおりてこないように端を巻き上げる事もありますし、長いのを切り詰める事できても逆はできないですから。
なお、小さいテントならこのマットだけでいいけど、広めのテントならテントマットもおススメかも。何せ地面は凸凹なので、よく考えて。
ただし、テントを長持ちさせるためにテント下に敷くというのは、どうかと思います。もちろんそれもあった方がいいけど、安眠確保のためにインナーに敷く方が優先です。テントの保護はそのあと。
- 寝袋とカバー
人によりうんちく色々あるでしょうから一つだけ。
シュラフとシュラフカバーは必ずセットでゲットしておくこと。お店でイラネーヨとか能書き言われても頑としてゲットして使うこと。
シュラフカバーは、テント内結露などの避けられない水分からあなたを守ります。
どんな高性能シュラフがあっても、足元が濡れてたら眠れないものですから。
そして、本当にあなたが「いらないな」と思ったら、その時は使わないようにすればいいのです。
- 懐中電灯
テントの中がモノ探ししたり外が暗いのに荷造りするのに必要。なんか小さいのがひとつあればベストですが、ヘッドライトでも口にくわえる前提の小さなマグライトでも、好きなものを。
LED時代になって使えるものが増えました。
- プラハンと代替えペグ
工具にもテントのセットにハンマーが含まれない時には、これを追加。小さなものでいい。
あと、テント付属のペグが棒状のものなら、板型のやつを少し持っておくと、いつか役立ちます。
うん、ここまでですね。
コンパクトなものでまとめると、おそらく小さなザックで全部入るでしょう。
80年代のキャンパーにはスポーツバッグひとつだけって人もいましたしね。