このサイトの記事を見ていて、だよなーと納得した。
特に以下の点。
当たり前だがどんなに機能や性能が優れていても、受け入れられるかは、その地域の価値判断次第だ。
「こっちが便利じゃん。使えば分かるじゃん」と訴えても懇願しても、響かないものは響かない。よく日本の市場をガラパゴスと呼んだりして自嘲気味に語るケースがあるが、市場はそもそもガラパゴスだと思ってかかったほうがいい。逆にとんでもない進化を遂げるかもしれない。
イマドキのビジネスはだいたいそんな感じだ。
これは同意する。
インドでは冷蔵庫にカギをつけると言われても我々の常識では信じられないが、これはむしろ「常識違い」なんだと思う。
以前タイのバンコクに旅行していた時、夜になると道端に停めてあるバイクをすべて玄関の中に入れているのを見て「ああ」と思った。そして現地に住み着いた日本人の手記を読むと、2階建てに等しい田舎の家でも、上の家屋までバイクを引き込むらしい。
でないと確実に盗まれるからだ。
類似のケースだが、国産車をアジア圏に持っていく時、ホーンが貧弱すぎるので強化する話は昔からよく聞いた。でもこれはアジア圏特有のものというより、警笛なんだから響くようにするのが当たり前だと思う。一時期の日本みたいに、ブザーが五月蠅いからと貧弱な電子音に取り替えたりする方がおかしい。なんのための警笛なんだ。
まぁ基本、しつこくグローバル化、グローバル化と言っている連中は日本市場を潰して海外のものを買わせたいから言っているだけけなので、話半分以下で聞いておけばいいと思う。
もちろん、特有の市場に甘えきっているといつか黒船に潰されるだろう。
だけど、現実にあるニーズを無視してグローバルと看板をつけたアメリカ製や中国製のものに市場を塗り替えるのは、もうやめるべきだろうとも思う。