みかづきの色々

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『いい日旅立ち』って後ろ向き全力疾走ですよね

たぶん、この歌が好きな方には大変失礼にあたるかもです、すみません。

昔のヒット曲で……といっても純粋なヒット曲でなく、いくつかの事情があって作られた歌『いい日旅立ち』。

ひとつは、一世を風靡した女性アイドル歌手、山口百恵の結婚引退。
ひとつは、おそらくJRとか旅行代理店関係の諸々。

谷村新司が関わってるだけあってがっつり演歌臭くはあるが、豪華でまぁ、あの時代を感じる歌。
なんだけど当時、僕はどうもこの歌が微妙に好きになれなかったのを覚えている。

簡単だ。
この歌の内容って、ちっとも「いい日旅立ち」じゃないんですよ。

歌詞をよく見てほしい。
これは何かに破れて心を痛め、今の生活を捨てて、しかも、あてもなく遠いどこかに旅立とうとしている、疲れ果てた女性の歌なんですよね。
これのどこか「いい日旅立ち」なんだろう。

いやまぁ、それほどにひどい目にあって、どこだってここよりはマシさと希望をもって旅立つのかもしれないが。

彼女がこの歌を歌ったのは、三浦友和との交際を発表する前の年。
別のデータとして、郷ひろみが電話番号を渡そうとしたけど相手にされなかったって逸話や、所属の堀プロとの確執の話などもある。
どういうきっかけで三浦友和とつきあい始めたのかは不明だけど……事務所との問題がきっかけで付き合いだしたとするならば、この歌を歌った78年ころは隠れたお付き合いをしていた可能性もあるわけなんですよね。まぁ、結婚後の身持ちの硬さから考えて、そのへんしっかりしたおつきあいをしていたでしょうけども。

しかし当時、まだ二十歳にもならず。
元々デビュー二枚目くらいから、清純派なのに過激な歌詞を歌うイメージだったから、その流れなのだろうけども。
この後にも愛染橋とか、かなり重い女性の歌を歌っていたし。
当時、どういう心境で歌っていたかと思うと、ちょっと切ないものが。

ああ、ちなみに谷村新司の評価については、ここではコメントを避けます。

ただ、公共交通機関を使った旅行パックなんかにはこの、受け身姿勢が金づるという事なのか。
旅行の季節になるたび、本当によく使われていますよね。

たしかに、昔だって、鉄ちゃん(JRer?)と自力で旅する者では根本的に違うとこあったしなぁ。
うん。