みかづきの色々

デバイス(スマホからキャンプ用品まで)とかプログラミングとか中心のいろいろ試験的なブログ。

自分の考えを押し通そう

ちょっと昔話になる。

僕がオートバイに乗り始めた頃、世の中はレーサーレプリカとDOHC4バルブ四気筒が花盛りだった。
カブ系とか好きなヤツはコアなマニアか変人。
アメリカンはハーレーに象徴される旧世代が乗るものとされていた。
その頃、僕は自分の好みを信じてレブルを選んだけど、若いのにとバイク屋の店員にすら笑われた。

そして今。
車と違って保守派の多い二輪は、一度気に入ったジャンルを変えない者の方が多く、進化も遅い。

レーサーレプリカとDOHC4バルブ四気筒を好む者は昔も今も変わらず、ただし歳をとり数は減り、ネットでの声はデカい。
カブ系はモンキー等の昔と同じマニアとは別に、スーパーカブそのものを手軽さと堅牢さで愛する世代が台頭。
排ガス規制と中間排気量の需要低迷を受け、中間排気量以下のスポーツバイクは製造も保守も高コストな多気筒を捨てていく。
だがそれは逆に、最低限の装備と機能だけをもつ道具としてのバイクを愛する層には受け入れられた。
そんな時代にモデルチェンジした新レブルは、再び昔のように「わかる人にだけ」大いに受けている。

いろんな好み、いろんな楽しみで人はオートバイに乗る。
そう、色々なのだ。
流行でバイクに乗る時代ではないから、あえて言おう。

みんな、自分が乗りたいバイクに乗ろうよ。
誰かが乗っているから乗るのではなく、自分が乗りたいと思うやつに。
笑われてもバカにされてもいい。
他人の評価より、自分の乗りたいという気持ちを信じよう。

だって、バイク乗りの多くは狂信者だから。

昭和のバイクブーマーの四発DOHC4バルブ偏重主義に限らず、みんな固有のカテゴリ分けが大好きだ。
いい例が、新レブル関係の部品でセパハンが出ていることだ。
海外のカスタムでは80年代にはすでにデジタルメーター+セパハンがあったのに、2018年になった今もなお、某ネットあたりでは「アメリカンにセパハン?ぷげら」「アメリカンにデジタルメーターとかありえない」なんて声があるくらいだ。
(そもそも「アメリカン」自体が死語であるが、まぁそれはそれ)

いや、それを指さして30年遅れてますねと鼻で笑いたいのではない。
つまるところ、思い込みに気をつけようってことだ。
ママチャリのアップハンを逆付けしてセパハンもどきにしている若者を見たらバカにする人がいるけど、Pinterestで海外のハーレーカスタム見ると、同じことやってるBobberがいっぱいあるぞ。
要するに、どれもただの思いこみなんだと思う。

だから言いたい。
惑わされず、自分の乗りたいバイクに、自分が乗りたいようにして乗ろうと。

そう思うのだ。