フリンジって飾りはファッションじゃ珍しくないですよね?
一般には女性向けなんですが、オートバイにも多いです。ホースバック(西部劇)なんかでもローハイドやジャケットも飾りに使われていますし、やっぱりアメリカなんかなと思ったり。
古き良き強きアメリカ……なのか?
うーん、たしかに嫌いじゃないけど。
というか、むしろ好きだけどフリンジ。
幸か不幸か近代日本に生まれてしまった僕は、騎乗動物に籐製(ラタン)のパニヤや民族的意匠たっぷりのサドルバッグつけて移動する生活っていうのは未体験ですし。
こういう民族色のするデザインや小物・柄って基本的に好きです。
でもなんで、こんな飾りが流行るんじゃろかと首をかしげていた時代もありました。
そんなフリンジなんですが、昔、ああと納得したことがあるんですよね。
というのも。
フリンジと同じくらい多いアチラのバイク飾りのデザインに「牛の角」があるんですよね。
それも、ホルスタインとかそっちの牛じゃなくて。
そう、バッファロー(正しくはアメリカバイソン)です!
(wikipediaのアメリカバイソンの写真。パブリックドメインです)
やつには毛の長い個体がいて、その容姿はまさに「フリンジだらだら」なんですよね。
これか!と思いました。
ちなみにアメリカバイソンは、アメリカの「国獣」にも指定されていますんで、そういう意味でもアメリカン。
けどまあそれ以前に、大人の雄牛といえば強者の象徴のひとつでもある。
それに、アメリカバイソンを生活の源としていたアメリカンネイティブな人たちの衣装にも、当然だけど彼らをモチーフにしたものがあるわけで。
そこで、はじめて納得したのでした。