みかづきの色々

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高速道路向きのオートバイとは

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写真はホンダのホームページより。
僕がロードバイクというと、まず第一にVTを思い出します。カブのように基本なのです。
(今迷ってるバイクの選定だって、いらぬ欲を出さないならやっぱり残るのはVTR-Fでしょう)

つーか、カッケーじゃねーかこの新色。やばい、候補マシンVTにしたいって言おうかな←ぉぃ

まぁ一般論を言うならば「カウルつきで多気筒のツアラーマシン」でFAなんですけど、僕個人には通用しません。
ここでは僕個人のオートバイの使い方に沿って話します。

僕個人のオートバイの使い方は、大きくわけて二つです。

1.荷物を積んで目的地に行く。
2.高速移動

高速移動とは高速道路の事でなく、要はわざわざ全開くれたりフル加速をかますシチュエーションがあるという事です。
ひとことで言えば「全開って楽しいよね?」ってこと。
僕はメカが本腰いれる時の動作というのが好きなんです。
のたーっと回っていたエンジンが豹変し、胴震いしながらフル加速するような、そういうのが好き。
どれくらい好きかというと、わざわざ回したいためだけにお出かけする事がある程度には好きです。

しかし反面、あまり大きなマシンに興味がない理由にはそれもあります。
極端な話ですが、300km出るマシンなんて僕の技術じゃ全開にできない。ストレスだけがたまるのは間違いないです。
あと、峠とか他人とのバトルにも関心がない。
回るために存在するものを回してやるのが楽しい。ただそれだけなのです。
(そして同じくらい、低回転でドロドロ走る時に特有の機械音がするような下品なやつも好き)

話を戻しましょう。

僕がツーリングをはじめた頃、どんなマシンもガンガン回していたと思います。
それが変わったのは日本一周の時で、慣れた愛機でどこまでもゆっくりと、着実に巡航する先輩ライダーの影響を受けたのです。確か彼のバイクはホンダ・シルクロードでした。
以降、僕のスタイルは「ゆっくりと、しかし止まらない」に変わっていきます。
たとえば横浜→高知をカブ90で走った時もそれで、870kmを30時間ちょっとで到着しました。飛ばさず、でも給油と船以外では休まずで。

こんな僕が高速道路を使うとどうなるかというと、まぁ基本は法定速度です。
そして、こんな速度域だと、軽二輪以上の普通のバイクなら、よほど特殊なモデルでなければ問題ないでしょう。まぁ速度制限が120kmの時代になるとわからないので、ロードモデルは選んだ方がいいってレベルでしょう。

むしろ問題は、いかに風を止めるかって事になります。

昔、レブルに乗っていた時に大きな風防を使っていました。
あれは風を完全に止めてくれましたけど、当時は若すぎた。快適すぎてイヤになり、とある軽い事故で壊した事をきっかけに外してしまったのです。
だけど、あの時に有用性はよく理解していた。

「とにかく距離を伸ばしたいのなら、風防やフェアリングで風を止めるべきだ」

走る時の風はいいものだし面白いこともあるけど、この世のいいものは大抵毒である。風も残念ながら例外ではない。
遠くに行きたいのなら、風は防がなくてはならない。
むしろ速度は今と変わらなくても、いやそれどころか少しくらい落ちてもいい。
疲労度が少ない事がイコール、区間距離を伸ばす事になって、結果として速度上昇と同じ意味になる
ので。

高性能のバイクに乗る事は「速さ」であっても「早さ」にはならない
それはあの頃から身に染みて学んでいる事だ。